予防歯科で歯ぐきを育てる！健康寿命を延ばすメンテナンスの力
定期検診を受けているのに「歯ぐきが腫れる」ことありませんか？
「ちゃんと定期検診に通っているのに、最近歯ぐきが腫れてきた…」
「クリーニングをしても、すぐに歯ぐきが赤くなる」
このような経験はありませんか？
多くの方が「定期検診＝予防できている」と考えていますが、実は定期検診だけでは歯ぐきの健康を守り切れないことがあります。
むしろ、今の時代の予防歯科では“歯ぐき（歯周組織）のメンテナンス”こそが主役。
歯の表面をきれいにするだけでは不十分で、歯ぐきの内側＝見えない部分の管理こそが本当の予防なのです。
今回は、「歯ぐきのメンテナンス力」を高めることでどんな違いが生まれるのかを、歯科医師の立場から解説します。
定期検診＝「チェック」だけで終わっていませんか？
・従来の定期検診で行われること
一般的な定期検診では、虫歯の有無の確認、歯石の除去、フッ素塗布などが中心です。もちろんこれらは大切な予防の基本ですが、歯周病の進行を止めるにはこれだけでは不十分です。
・歯周病は「歯周ポケット」で静かに進行する
歯周病は、歯と歯ぐきの境目にある「歯周ポケット」の中で進行します。歯の表面だけをきれいにしても、ポケット内部に細菌（バイオフィルム）が残れば炎症は再発します。
さらに、歯周病は痛みが少なく気づかれにくいため、「定期的に通っていたのに歯がグラグラして抜けてしまった」という例もあります。
・歯ぐきを育てるメンテナンスが必要
つまり、“歯を診る”だけの定期検診では足りません。本当に歯を守るためには、“歯ぐきを育てるメンテナンス”が欠かせません。
歯ぐきメンテナンス＝歯周組織を守る「予防の要」
・歯槽骨を守るためのケアが必要
歯ぐきの健康は歯を支える歯槽骨とも深く関わります。歯ぐきが炎症を起こすと、その下の骨が溶け始め、最終的には歯を失うことも。これを防ぐのが「歯周メンテナンス（PMTC＋歯周ポケットケア）」です。
・歯周ポケットの測定
専用の器具で歯周ポケットの深さを計測し、出血や腫れを数値化することで炎症部位を把握します。
・バイオフィルムの徹底除去
歯石よりも粘着性の高い細菌膜（バイオフィルム）を超音波器具やスケーラーで除去。家庭の歯ブラシでは届かない部分までクリーニングします。
・歯ぐきの再生を促すケア
炎症が治ると血流が改善し、歯ぐきが引き締まり「健康なピンク色」へと近づきます。これらを定期的に行うことで歯ぐきが強くなり、歯を守る力が高まります。
自宅でできる“歯ぐきを守る”ケア習慣
・歯間ブラシ・フロスの活用
歯ブラシだけでは歯間の汚れの約60％しか取れません。歯間ブラシやフロスを併用することでプラーク除去率を90％以上に高められます。
・正しいブラッシング圧
ペンを持つように軽く握り、優しく磨くのがポイント。強く磨くと歯ぐきが下がる原因になります。
・寝る前の丁寧なケア
夜間は細菌が繁殖しやすいため、寝る前のブラッシングは朝より時間をかけて丁寧に行いましょう。
予防歯科で得られる“歯ぐきの貯金”
・未来につながるメリット
歯ぐきメンテナンスを続けることで、将来の歯を失うリスクが減り、口臭や出血の軽減、インプラントや矯正治療の長持ち、さらに自然な笑顔を保つことができます。これこそが予防歯科の本質です。
・守る医療としての予防歯科
“痛くなってから治す”のではなく“悪くならないように守る”。川越ワイズ歯科・矯正歯科では、歯周病メンテナンスと定期検診を組み合わせ、長期的に歯を守るサポートを行っています。
まとめ：定期検診から一歩先へ——“歯ぐきメンテナンス”で本当の予防を
定期検診はあくまで「チェック」。本当に歯を守るには、歯ぐきの健康を育てるメンテナンスが欠かせません。
1️⃣ 炎症を早期に見つけて止める
2️⃣ 歯ぐきを健康に保つ
3️⃣ 歯を長く使い続ける
もし今、「歯ぐきが腫れる」「出血がある」「前より歯が長く見える」などの症状がある方は、早めにご相談ください。
川越ワイズ歯科・矯正歯科では、歯周病治療から予防までトータルでサポートし、“噛める笑顔を長く守るためのメンテナンスプラン”をご提案いたします。
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